1968年結成、ディープパープル(Deep Purple)はイングランドのハードロックバンド。
バンドメンバーは入れ替わりがあったものの現在なお活動中です。
初代ギタリストのリッチー・ブラックモアは、後のハードロックやヘビーメタルのギタリストに絶大な影響を与えた。
ハードロックは「うるさい」「怖い」「過激」といった印象を持っている人が多いのではないでしょうか?
実際そのようなバンドも存在し、それを売りにしているアーティストもいます。
しかし、ディープパープルは他のバンドと異なりキーボードの存在がギターとほぼ同等の位置を占めています。
そのため大音量のハードロックであっても、どこか芸術性を感じる音楽となっています。
初代キーボーディストのジョン・ロードは、オルガンをハードロックに導入することでギターとの調和をうまく演出し、ディープパープルの音楽の原点を作り上げました。
ギターとオルガンの掛け合いもディープパープルの魅力の一つです。
そんな魅力的で情熱的なディープパープルからCMにも採用されてどこかで聞いたことがある曲、激推し5曲紹介します!
「紫の炎」-Burn
1974年リリースのBurnはライブのオープニング曲に採用されていて、いきなり全開といった疾走感のある曲です。
ギターソロから始まる曲はイントロだけでも熱気に溢れます。
間奏にギターとオルガンのソロがあり両者の速弾きにも注目していただきたい。
リッチー・ブラックモアとジョン・ロードはクラッシック音楽の影響を受けていて、中盤のソロ部分のコード進行はバッハの楽曲から引用されたといわれています。
また、CMでは「タマホーム」で替え歌として登場した他、テレビ番組「アメトーク」でも使用されました。
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」-Smoke on the Water
1972年発売の「マシン・ヘッド」の収録曲。
1973年にアメリカ版シングルが全トップ10となりました。
「ジャ、ジャ、ジャーン♪ジャ、ジャ、ジャジャーン♪」のギターリフは世界一有名なイントロといってもいいでしょう。
エレキギターを初めて触って、このイントロを弾いたことがある方は多いのではないでしょうか?
私も一番最初に弾いたのがこのイントロでした^^
また、CMではソフトバンクやキリンビールで使用されたほか、プロレスラーの星野敬太郎の入場曲としても使われました。
「スピードキング」-Speed King
ハードなギターと穏やかなオルガンの両者が紹介されるインストゥルメンタルから始まります。
イアン・ギランのハイトーンボイスはハードロックならではの熱狂的な歌い方です。
全体的にテンションの上がる曲ですが、間奏のギターとオルガンの速弾きの掛け合いも秀逸です。
この曲の歌詞はボーカルのイアン・ギランが書いたものですが、チャックベリーやリトルリチャードの曲から思いつくままに断片的に混ぜ合わせて書いた、といわれています。
スズキアルトのCMでも使用された名曲です。
「ハイウェイ・スター」-Highway Star
1972年リリース「マシン・ヘッド」に収録された曲。
リッチー・ブラックモアがアコースティックギターを弾きイアン・ギランが即興で歌詞をつけてこの曲ができたといわれています。
疾走感のあるイントロから始まるこの曲は、ディープパープル初期の頃はオープニング曲として採用されていました。
中盤の間奏ではギターとオルガンの掛け合いが素晴らしく、リッチー・ブラックモアらしい速弾きに鳥肌が立ちます。
また、上述した「Burn」と同じくバッハの典型的なコード進行も使用しています。
CMではスズキワゴンRで使用されたほか、NHK番組「ディープピープル」でタイトル表示時に流れる曲でもありました。
「ブラック・ナイト」-Black Night
1970年に本国イングランドでリリースされたこの曲は、全英ヒットチャート2位を獲得するほどのヒット曲となりました。
当時のハードロックのシングルとしては異例のヒットを記録、1976年には日本でリバイバルヒットすることになります。
印象的な3連符のリフはどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?
UCCの「ブラック無糖」のCMに起用され、日本でも認知度が上がった曲です。
ディープパープルというハードロックバンドはオルガンの導入、クラシックとの融合といた芸術性の高いバンドです。
ゆえに半世紀過ぎたこの時代でも色褪せることなく、熱狂的なファンが世界中に存在するのでしょう。
いまだに現役で活躍されていることには感服します。
年齢を感じさせないパワフルな音楽を楽しんでもらいたいものです。
皆さんも「ディープパープル」の曲を聴いてパワーをもらってください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。