1980年代は様々な分野で変革が起こった年代です。
ベルリンの壁が崩壊し東西ドイツが統一されたり、南アフリカでアパルトヘイトが廃止されたりして世界規模で大きく動いた年代でした。
またバブルまっただ中で経済が浮かれた年代でもあります。
さらに今では当たり前のように使っているパソコンや携帯電話もこの年代から普及し始めました。
映画界も「E.T.」や「スター・ウォーズ」シリーズなどのSFファンタジー映画や「ポリスストーリー」や「ロッキー」シリーズなどのアクション映画が隆盛しました。
映画に使われた音楽も、全世界を席巻するものも多くあり、どれも魅力的なものばかりです。
今回は、1980年代に大ヒットした映画主題曲、激推しの5曲を紹介します。
「フットルース」〜Footloose(ケニー・ロギンス)
1984年に公開された青春ダンス映画、監督ハーバート・ロス、主演ケビン・ベーコン。
ロック音楽とダンスが禁止された田舎町に引っ越してきたレン(ケビン)が町の若者たちとともにダンス禁止令を撤廃するために戦う姿を描いています。
レンはダンス禁止の息苦しさから抜け出すために、卒業パーティーをしようと町民集会で聖書の一文を用いて提案を行うが、牧師をはじめ大人達はこれを却下する。
牧師の娘アリエルとレンが牧師と対話したことにより、牧師の心境に変化が見え始めた。
サウンドトラックも大ヒットし、日本でもオリコン洋楽アルバムチャートで通算18週1位を獲得しました。
挿入歌も豪華で「Holding Out For A Hero」「Never」など全世界で大ヒットし、日本でもドラマ主題歌としてカバーされています。
主題歌「Footloose」も大ヒットし、アメリカのビルボードで3週連続1位、日本のオリコン洋楽シングルチャートでは4週連続1位を獲得しています。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」〜The Power of Love(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
1985年に公開されたSF映画、監督ロバート・ゼメキス、主演マイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイド。
1985年の高校生マーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)が、彼の友人である科学者ドク・ブラウン(クリストファー・ロイド)のタイムマシンで1955年にタイムトラベルし、両親の出会いを邪魔してしまい、彼自身の存在が危機に瀕することになる。
何とか元に時代に戻ることができたが、以前の家族とは違い裕福になっていた。
そこへ再びドクがやってきて未来で重大な事件が起こったので、一緒に同行して未来へタイムトラベルした。 To be continue!
1985年の全世界最高の興行収入を記録した「The Power of Love」はこの映画のために書き下ろした一曲です。
「ロッキー3」〜Eye Of The Tiger(サバイバー)
1982年に公開されたボクシング映画、シルヴェスター・スタローンが監督、脚本、主演を務めました。
前作2でアポロ(カール・ウェザース)との試合に勝利したロッキー(シルヴェスター・スタローン)はボクシングの世界チャンピオンとして10度の防衛に成功した。
妻と息子の3人家族で何不自由ない生活を送っていたが、クラバー(ミスターT)の侮辱的な言葉で挑戦状を叩きつけられる。
試合直前セコンドのミッキー(バージェス・メレディス)が心臓発作を起こし重体となり、試合はクラバーの強打によってKOされてしまう。
打ちのめされて戻ってきたロッキーの目の前でミッキーは息を引き取った。
失意のどん底に沈んでいたロッキーの前にアポロが現れトレーナーを買って出た。
そして精神と肉体を鍛え上げクラバーと再戦することとなる。
この作品の主題曲「Eye Of The Tiger」はシルヴェスター・スタローンの依頼で作曲されました。
ビルボード1位を記録したほかグラミー賞の最優秀ロックパフォーマンス部門を受賞しています。
「フラッシュダンス」〜What a Feeling(アイリーン・キャラ)
1983年に公開されたプロダンサーを目指す少女の青春映画。監督エイドリアン・ライン、主演ジェニファー・ビールズ。
昼は製鉄所の溶接工、夜はキャバレーでダンサーをしながらダンスの練習に励むアレックス(ジェニファー・ビールズ)はプロのダンサーになる夢を抱いている。
ある日アレックスと友人がストリップクラブのジョニーC(リー・ヴィング)に絡まれるが、製鉄所の社長ニック(マイケル・ノリ)の仲裁により助けられた。
そのことがきっかけでアレックスとニックが親しい中に発展する。
アレックスは友人の死を目の当たりにし自分自身に失望するが、オーディションを受けようと決意。
ブレークダンスを取り入れ独創的なダンスで挑戦する。
この映画に登場する「What a Feeling」はビルボードで1位を獲得し1984年にはアカデミー賞とゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞しました。
「トップガン」〜Danger Zone(ケニー・ロギンス)
1986年に公開されたF-14トムキャット戦闘機による超音速アクション映画、監督トニー・スコット、主演トム・クルーズ。
制作にはアメリカ海軍が全面協力し、実際の基地や空母で撮影が行われた。
マーヴェリック(トム・クルーズ)はアメリカ海軍戦闘機兵器学校(通称トップガン)への派遣を命令され、戦術の教育を受けることになる。
マーヴェリックは教官であるシャーロット(ケリー・マクギリス)に一目惚れし、お互い立場を超えて恋愛関係を持つこととなる。
一方、飛行訓練は厳しさを増し、またアイスマン(ヴァル・キルマー)とはライバル関係にあり成績を競い合っていた。
ある日、飛行訓練中にマーヴェリック機がアイスマン機のジェット後気流を受けて操縦不能に陥り緊急脱出を余儀なくされる。
その脱出時に相棒のグース(アンソニー・エドワーズ)が亡くなりマーヴェリックは自責の念に苦しめられる。
この映画でトム・クルーズは一躍トップスターの仲間入りとなりました。
主題歌である「Danger Zone」は全米ビルボードで2位となり、フットルースで実績のあるケニー・ロギンスのパワフルな音作りはトップガンのオープニングにベストマッチする。
また2022年に続編として「トップガン・マーヴェリック」が公開されたことは記憶に新しい。
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