コバン'sぶろぐ 嗚呼!我が青春の80's

激動の1980年代より個人的に選んだ激推しFIVEをお届けします

失われた天才「尾崎豊」の名曲。今こそ聴き直したい感動のメロディ、激推し5曲」

尾崎豊」は日本を代表するシンガーソングライター。
1983年に高校在学中にデビュー。
尾崎はライブで「夢」「愛」「自由」をストレートに表現し、同世代の若者に圧倒的な支持を得ていたカリスマ的な存在のアーティストでした。
1992年4月、26歳の若さで急死し多くのファンが悲しみに暮れました。
その後30年過ぎた今でも同世代のファンからは愛され続けています。
そんなカリスマアーティストの「尾崎豊」から、皆さんに聴いてほしい楽曲を5曲紹介します。
いい曲ばかりで選曲が難しかったですが、悩んで5曲に絞りましたのでぜひ聴いていただきたいと思います。

「I LONE YOU」

1983年にリリースされたファーストアルバム「十七歳の地図」に収録されている楽曲です。
ピアノ演奏から始まる恋愛をテーマにしたバラードで、尾崎の澄んだ声が心地よく響きます。
17歳の高校生が書いたとは思えない大人びた歌詞は、思春期の若者には刺激的な印象を受けました。
十七歳の地図」のアルバムリリースから8年後、1991年に11枚目のシングルとしてリリースされ、オリコンチャートでは最高5位、48万枚売上げて、尾崎のシングルとしては最高の売上枚数となった。
様々なCMで使用されたり、近年ではコブクロなど著名なアーティストによってカバーされています。

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「卒業」

1985年にリリースされた「回帰線」の中の収録曲。
オリコンチャートで初登場で1位を獲得し、さらに第27回レコード大賞・最優秀アルバム賞を受賞しました。
若者の代弁者、教祖とも言われるようになり、尾崎の名を全国に轟かせるほどの影響を与えた1曲です。
歌詞の中で「夜の校舎 窓ガラス壊してまわった」とあるが、尾崎自身は不良ではなく普通の高校生であったと、当時の同級生の人が語っていました。

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「太陽の破片」

1988年にリリースされた4枚目の12インチシングル。
覚醒剤取締法違反による逮捕からの復帰第1弾となり、その拘留中の孤独感を表現した歌詞となっています。また結婚したばかりで妻への愛を表現しているとも言われています。
今までテレビ出演がなかった尾崎が、フジテレビの「夜のヒットスタジオ」に初めて生出演。ファンに復帰を宣言し「太陽の破片」熱唱する姿には心打たれました。
悲しみ、孤独の中でも力強く歌う尾崎を聴いてください。

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「Scrambling Rock’nRoll」

アルバム「回帰線」の収録曲。
疾走感のあるロックンロールで、渋谷スクランブル交差点をイメージした曲です。
「自由になりたくないかい」「自由って一体なんだ」と問いかけた歌詞は、学校の規則や世間体といった束縛された生活に疑問を持ち、自分は一人の人間として自由に生きたい、という尾崎のメッセージではないでしょうか。
それに同調した若者たちは、尾崎のライブでこのフレーズをファンと一緒に掛け合うことがお約束となっていました。
熱く語る尾崎のメッセージで勇気がもらえます。

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「誕生」

1990年リリースの5作目のアルバムに収録された曲。
1989年、尾崎の子である「尾崎裕哉」が生まれ、子供の写真を友人に見せたり嬉しそうに話したりしていたそうだ。
そんな彼の嬉しそうな爽快なビートとは裏腹に、自身の過去の過ちをここで全て捨て新たな人生を歩んでいく、そんな歌詞に思えます。
この曲の最後に語りかける歌詞は、裕哉に残した言葉であると言われています。
これから幸せな家庭を築いていく・・・はずだった。

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1992年4月、天才ミュージシャンは人生の終止符を打った。
しかし、今なおファンの心の中には尾崎ismは受け継がれ、後世に残しています。
令和になっても尾崎の曲は若者たちの支持を得て、共感を持って愛され続けています。
生きていれば私と同年代、当時大学生だった頃を思い出し、尾崎の曲を聴きながら酒でも飲んで懐かしむとするか。